Kiss of my life

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独断と偏見かも?ここ最近の映画、勝手にレビュー「新宿スワン」編

2位、とまではいかないのですが、次に良かったのが「新宿スワン」。


映画『新宿スワン』本予告 2015年5月30日公開 - YouTube

伊勢谷友介演じる真虎がベストキャスト

綾野剛さんは、ふだんクールな印象ですが、この映画の主人公である白鳥達彦は義理人情に厚い熱血派。それを見事に演じきっています。ただ、ナイスキャスティング!と思わず声をあげたくなるのが、伊勢谷友介演じる真虎は知的で策士。ほぼ暴力で成り立っているこの世界で、色物なのですが、漫画の原作とドンピシャです。そして意外だったのが、涼子ママを演じた山田優。赤系雑誌のモデルさんという枠を超えて、それはもう立派な女優さんでした。女性も惚れる格好良さ。この3人を観るだけでも価値アリです。

 

いい映画は、制作スタッフが豪華?

前回の「海街ダイアリー」でも、その豪華なスタッフ陣を挙げましたが、こちらも豪華。監督には園子温、脚本は鈴木おさむ、水島力也、プロデューサーは「クローズZERO」シリーズを手がけた山本又一郎と錚々たるメンバーです。

 

600メートル四方で繰り広げられる男と女の戦いの物語

新宿歌舞伎町、その広さはわずか600メートル四方。その中に4000を超える飲食店や風俗店があるというのだから驚きです。恋愛、お金、人情、暴力、あらゆるものが混じり合ってギリギリのラインで成り立っている混沌とした世界。映画ではやくざとの関係や縄張り争い、真虎がスカウトマンになった重要な戦友の存在など、深いところまでは描いていないので、映画を観た後に漫画を読んでも面白いはずです。おもしろいことに、漫画のキャラクターと映画のキャストにさして違いがないからです。

 

ただ、暴力シーンが多いので、そういうのはちょっとという方は観ないほうがいいかもしれません。